身舎(母屋) もや
廂 ひさし |
廂は、母屋の外側の部分。身舎と廂は、御簾で仕切られており、使用上の格差はあったものの、それらの区別はさほど無かったようです。ざっぱに言えば、母屋は、主人の使用空間、廂は簾や几帳などで仕切ることにより、曹司(ぞうし)や局になったり、廊となったりするようです。
って、言うか、壁一つ無いどどーんと、だだっ広い板張りの空間に、間仕切るための柱が立っているだけの構造なので、調度が何もなけりゃ、室内とか廊下とかって言う区別は、無かったのではないでしょうかね。
柱と柱の間に、障子(今で言う、襖みたいなの。)を立てて、御簾を垂らせば、"どこでも部屋(へやー)"になっちゃうわけですよ。...と、思う。
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曹司 ぞうし
局 つぼね |
曹司、局とも、宮中や貴人の邸宅などで、そこに仕える女性の住む私室として、仕切りへだてた部屋を言います。とくに、曹司は、上級官吏や女官などの部屋。また、独立していない公達(きんだち)が、親の邸内に与えられた部屋を指すようです。官庁内に設けられた、執務のための部屋を指すこともあります。 |
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| 塗籠 ぬりごめ |
身舎に隣接する、壁で塗り込められた、妻戸を設けて出入りする納戸の類。寝室としても使われていたらしい。 |
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| 妻戸 つまど |
両開き(観音開き)になった板製の扉 |
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広廂 ひろびさし
孫廂 まごびさし
簀子 すのこ |
広廂(孫庇)は、廂の外側の吹き放しの部分。広廂のついている寝殿はあまり無いようです。簀子は、広廂の有る無しに係わらず、一番外側の濡縁に当たる部分。簀子もあったり無かったりします。 |
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| 階 きざはし |
そのまんま、階段のこと。寝殿は高床式の建物なので。建物により、五段だったり七段だったりするみたいです。 |
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| 廊 ろう |
そのまんま、廊下のこと。ただし、屋根とかついてたりする。細殿、渡殿、回廊など。
橋とか廊下とかの区別もあまり無いような気がする。橋でも、南側に掛けられているものは、透廊(いわゆる、ふつーの橋に屋根がついてる。)で、北側に掛けられているものには、局とかついてたりするらしいので、どっちかというと、廊下って感じではないのでしょうか。...と、これまた夢坂は思う。 |
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| 切馬道 きりめどう |
必要に応じて内庭に、馬などを引き入れられるように、殿舎をつなぐ廊の板敷を切り離して、取り外しが可能になっている部分のこと。 |
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| 高欄 こうらん |
廊や階などの側辺に設けた欄干。平たく言えば、手摺(てすり)。装飾性が高い。 |
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蔀戸 しとみど
半蔀 はじとみ |
蔀戸は、廂の外側に立てられる板戸で、板の両面あるいは一面に格子を組み、長押(なげし)から釣って、一枚のまま上にはねあげて開くようにしたもの。今で言う、雨戸のようなもの。
半蔀は、蔀戸の上半だけが釣り上げられるようになっている。下半分は、多分溝とかにはめ込むようになってるのではないでしょうか。と、夢坂は思っている。(そこまで詳しくは、解説されてないので...。) |
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